HMG-CoA還元酵素阻害薬

体内で作られるコレステロールの多くは肝臓で合成されますが、その過程で重要な役割を果たすのがHMG-CoA還元酵素です。HMG-CoA還元酵素阻害薬は、この酵素の働きを妨ぎ、肝臓でコレステロールが作られるのを抑えます。
肝臓でコレスロールを合成しなくなると、それだけ肝臓の蓄えられるコレステロールの量も少なくなります。それを補うために肝臓は血液中のコレステロールを積極的に取り込むようになり、その結果、血液中のコレステロールが少なくなります。
HMG-CoA還元酵素阻害薬は、コレステロールを少なくする作用が強く、総コレステロール値を20〜40%下げると考えられます。さらに、LDLの30〜50%もの減少が期待できます。そのため、コレステロールの高いタイプの人によく用いられます。コレステロールと中性脂肪の両方が高い場合にも用いられますが、ほかの薬を併用することもあります。